お疲れさまです。
疲れてないけど。


夢を持つ事って大切だよね、ってよく言われる。

確かにそうだとおもう。

夢のある人は目が違う。


でもね、 最近思うんだけど、
夢に対する二つのタイプが居る様な気がする。

一つは夢を喰う人。

昔、古川商業の国分監督が本を書いてたっけ。
http://books.rakuten.co.jp/rb/1457560/
89084066


夢の為に一所懸命努力して行く姿。

例えば「プロサッカー選手になる!」という夢に対して
一所懸命朝から晩まで練習して、汗して涙して、悩んで苦しんで成長して、
たとえプロサッカー選手になれなかったとしても、
本人の中にはかけがえの無い財産が残っている。
それを見ている周りの人たちも感動して、信頼され、応援される。

その後の人生もなんと豊かな事か。



もう一つは夢に喰われる人。

自分のマイドリームの為に努力する所までは一緒だけど、
周りを犠牲にして、時には人を裏切り、感謝を忘れ、恩を忘れ、
筋の通らない手段をも使い、目的を果たして行く。

たとえそのマイドリームを手に入れたとしても、
本人の中にも周りにも何も残らない。
それどころか、失ったモノが大きすぎる。


我々技術者は気をつけないと後者になる事が多い。

自分の作品をつくる為に、自分の名を売る為に、自分の技術を高める為に、
御客様を犠牲にし、仲間を犠牲にしてしまう人のなんと多い事か。


最近は若い人たちに夢が無いと嘆く声を良く聞くが、
私としては、夢に喰われて行く若者を止められない悔しさが多い。
本人は何も気付かずに、気付かせてあげる事が出来ずに夢に喰われて行く。
喰い尽くされる。


「私には私の人生を謳歌する自由があるんです。権利があるんです。」


・・・・・・・悩む。


この悩みが、夢に喰い尽くされる若者を救う、社会を変える力になる事を信じて悩み続けます(笑)